自然豊かな長瀞町の社会教育施設で働く

長瀞げんきプラザは近くに荒川が流れ美しい景色のなかにある社会教育施設です。研修、スポーツ、音楽活動、野外活動など豊富な観光資源を生かしたさまざまな体験を行うことができます。

そこで施設全体の清掃業務を行うシルボンヌさんを紹介します。

まず一人目は新井さん。シルバー人材センターに入会する前からげんきプラザで働いている大ベテラン。続いて二人目は茂木さん。手際や段取りがよく軽快な動きで隅々までピカピカにします。最後三人目は桜井さん。前職も清掃業務をしており、知識も豊富です。

長瀞げんきプラザでの仕事は朝8時半~12時までの3時間半。利用の多い時期は8時半から14時までです。3人でシフトを組み業務に従事しています。一日の仕事はまずエントランスホールの掃除から。それからトイレ、宿泊室、食堂、浴室など手分けをしながら手際よく作業を行います。浴室や洗面台の鏡は水滴が残らないよう二度拭きし、浴室は洗面器や床も磨き、ピカピカにします。一番掃除に時間がかかるのは宿泊室です。宿泊人数が多い日の翌日は、掃除する部屋数も多く、シーツ交換も大変ですが、話し合いながら効率よく作業しています。宿泊客がいない日は体育館や音楽室、美術工芸室など普段できない場所の掃除を行います。また、外ではキャンプ場まで行く道の落ち葉掃きも桜の葉が落ちるまで行うそうです。広い施設の中を1階から3階まで階段を使い、掃除機などの清掃用具を持ちながら移動するのは大変ですが、テキパキと動きます。一日の仕事だけで9,000歩くらい歩くそうです。

自分の家だと思って掃除してます

会員の新井さん、茂木さん、桜井さんからは

「歳をとっても仕事が出来て嬉しい。」

「自分の家だと思って掃除をしている。そうすることで隅々までピカピカになる。」

「お金をもらいながら運動ができる。」

「長瀞げんきプラザは掃除がとても行き届いている。と言ってもらえたことがとてもうれしかった。」など皆さんきれいにして喜ばれる仕事にやりがいを感じながら今日も頑張って働いています。

 今回取材をして感じたことは、コミュニケーションを取りながら効率よく時間内に仕事を完了させることを目標に仕事を行うチームワークのすばらしさと、シルボンヌの皆さんが達成感や充実感を生きがいとし、生き生きと働いていることです。そんな姿を見ていてこちらも元気をもらいました。これからも更なる活躍に期待をしています。

ふるさとのはな(PN)