バランス良い料理は体力の源
上尾市シルバー人材センターは6月、女性部員を対象とした調理講習会を開催しました。会場は市内6カ所の公民館を使用し、参加者はグループ分けを行い、1班が5~6人で行いました。
今講習会は、センターに在籍する女性会員の健康増進と家事援助業務で料理に従事する方のスキルアップを目的として企画しました。
また、センターが推進している「フレイル予防」対策に重要な「体力・栄養・社会参加」の3本柱の内、特に栄養に着目、調理講習会を開催しました。
講師は「上尾市食生活改善推進員」の皆さん。同推進員は市内各地に各支部が存在しており、今回は各支部から講師を派遣して頂きました。派遣については上尾市の保健センター様の協力を得て、実現しました。大勢の方々が講師として参加しました。
今回作成するメニューは、
①ケチャップライス
②スコップコロッケ
③丸ごとみかんゼリー
の3品。
①ケチャップライスは非常に薄味で、小さな子どもさんでも食べることができる優しい味となっています。
②スコップコロッケはジャガイモとチーズが入ったカレー風味です。参加者の皆さんの安心・安全を最優先に考え、油を使用せずオーブンで焼きました。
③まるごとみかんゼリーは缶詰めみかんを使用。空いた缶を利用し、砂糖を使用せず筒形のゼリーを作りました。
今回使用した主な材料は、塩分が濃いもの、時間や手間が掛かるものははずしています。材料選びで大切なことは、安価な材料で、栄養価が高く、体を刺激しない優しいものなどに注意しています。
料理を作ることは、脳トレにも繋がる
「料理を作ることは、脳トレにも繋がります。手と指を使うことが大切です。今日学んだ料理を是非自宅でも作ってみて下さい!」と食生活改善推進員の皆さんは話しました。
料理はひとつの作業を行いながら、次の作業との連携を考慮して進行します。手と指を動かしながら次々と料理を完成させていく。この一連の流れ作業が脳への刺激が非常に良いそうです。
3品を完成するまでに掛かった時間は約1時間。講師の方の手際が良く、量も適量で、最後に全員で試食しました。皆さん「どれも美味しいです」と感想を述べました。
参加者の最高齢は93才になる現役会員さん。3品は「私には量が多いかな」と言いながらも満面の笑顔で召し上がっていました。
上尾のスーさん(PN)